昔の友人たちと、秩父の民宿に旅行に行きました。宿泊した場所は、茅葺屋根の民宿になります。ここの屋根は、小麦を使って葺いてあるので、とても珍しい屋根になっています。茅葺屋根にもいろいろな材料があるみたいですが、ここは、正式には、藁葺き屋根といって、この屋根を葺ける職人さんは、現在では、数人いるかいないかになっているほど、貴重な建物になっています。現在では、ここのご主人が、なんとかこの家の屋根の姿を守るために、独学で技術を習得し、屋根の葺き替えを一人でおこなっているそうです。みんなで屋根を見ながら、いつまでもこんなに素晴らしい日本の技術を残してほしいと思いました。
夕食は、ご主人の手作り料理になっているので、どれを食べても美味しかったです。山女の甘露煮と岩茸の天ぷらが名物になっており、ヤマメは、魚のにおいもなく頭から尻尾まですべて美味しく食べられます。岩茸は、どくとくの食感と味があり、なんだかまた食べたくなるような不思議な食べ物でした。食事が終わり、お酒を飲みながら、ご主人のお話を聞いたのですが、とても楽しい一日となりました。帰る時にもう一度、美しい藁葺屋根をみて、記念撮影をして帰りました。